2017年1月19日木曜日

現代都市政策研究会2016年11月例会感想


「変わりゆく多様性のまち 渋谷駅~代官山駅を歩く」に参加して


K.   S.   


今回は渋谷コンシェルジュの皆さんの案内により、渋谷駅周辺の開発から西郷山公園をとおり賑わう代官山駅の最近の状況を見ることが出来ました。

渋谷コンシェルは渋谷区の区制75周年事業として国学院大学とコラボし行われた渋谷のまちの歴史講座に参加者の有志により6年ぐらい前より活動を行い、30人ほどの会員がいるとのこと。

 今回の集合場所はヒカリエ11階でした。きっと駅近くの大規模商業施設だからすぐたどり着けると思い油断しました。駅周辺で大規模な工事がいくつか行われており、中々たどり着けませんでした。ようやくヒカリエにたどり着くもエレベーターが中々わからず、完全なお上りさんとなりました。

ヒカリエから渋谷駅ビルの工事を上から眺めることとなった。並行して銀座線の付け替え工事も行われており、大変工事現場とこれから開発により大きく変わる様子が見受けられた。今でさえ地下通路が迷路のようで私はまた迷いそうです。井の頭線渋谷駅には岡本太郎氏の大壁画が飾られていました。どうやら原爆が投下された後の様子がモチーフのようですが。

次に東急プラザ跡もとおり、第1種再開発事業として工事が行われていました。首都高下をわたり、桜ヶ丘に入るとスラロームになった一車線の道路がありました。元々は二車線でしたが地域の要望で下り坂で走る車両の速度を抑制させようとしたとのこと。その後、西郷隆盛の弟が住んでいた辺りに造られた西郷山公園を見学しました。

TSUTAYAが運営する大人向けの店舗代官山Tサイトを横目で眺めつつ、旧朝倉家住宅に向かい観覧しました。庭園が崖線という地形を取り入れたということで二階からの眺めは遮るものもなく、明治時代は羨望が良かったのかとおもいました。元々は米穀商を営んでいたということで多くの人が出入りしたのか数多くの部屋がありました。

震災復興で建てられた同潤会アパート跡地の開発は通路に掲示された当時の写真だけがモダンな様相を表していました。

そして最後に東横線地下化にともない生まれた地上部がウッドロードとなり、いくつかの店舗が並んでいました。その入り口にあるのがクラフトビールを現地製造販売しているレストランでした。渋谷コンシェルジュの方と懇親会をし、6種類の利きビールをし、一度に多くの味を確かめました。

今回の渋谷町歩きで印象的だったのは駅前の大規模開発でした。ハチ公口の人の流れと異なる全く別の渋谷が生まれるのだという気配です。また、代官山はまた違うダイナミックさを感じました。渋谷より小回りが効くのか、新しそうな洒落た店舗がどんどん新たな流行を発信しているようでした。また、行きたくなるようなところです。渋谷コンシェルジュの方々には今回本当にお世話になりました。


0 件のコメント:

コメントを投稿