2015年12月19日土曜日

現代都市政策研究会2015年11月例会感想



分権にも通じる補完性の原則と熟議

A.     S.        
 
水上教授は、すでに、顧問の不在や、試合をすること、勝つことを基軸にした部活が先細る中、スポーツを地域の中で、長く楽しんでいこうとする新しい道を示してくれた。

私自身も、個性を伸ばしたり楽しむことより、集団づくり、健全育成のための、教育のための部活になりがちなことに、違和感を感じ、危機感を持っていた。

地域総合型スポーツクラブは、補完性の原理にもとづく仕組みである、楽しむための補完、熟議を尽くすという話は、分権にも通ずるものであると感じた。また、簡単に言われがちな「ネットワーク」にも疑問を呈され、「レトリックへの共感」「エンパワーメントの必要性」そのための熟議を強調されたことに、大変共感を覚えた。

学校の施設を開放したスポーツ振興に取組む立場として、個人的には、小学校のとき以来の体育嫌いの身として、新しい方向に意を強くした例会であった。
以上です。本当に、興味深いお話だったと思います。

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