2015年11月14日土曜日

現代都市政策研究会2015年11月例会案内


現代都市政策研究会2015年11月例会
 
 

テーマ「総合型地域スポーツクラブの取組とこれからの展開~地域のスポーツからみたスポーツ政策とは~」

講師 水上博司氏(日本大学文理学部体育学科教授・認定NPO法人クラブネッツ事務局長)
 

スポーツ基本法の制定、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催など国内のスポーツをめぐる状況は刻々と変化しています。スポーツの果たす役割が多様化していくなかで、各自治体は市民のスポーツ活動とどのように関わっていくことが求められるのでしょうか。

今回の例会では、地域のスポーツを支える主体の一つである「総合型地域スポーツクラブ」に着目し、国内外の事例や課題などの話を伺うなかで、今後の市民のスポーツ活動のあり方について皆さんと考えたいと思います。さらに、日本のスポーツの現状や課題に関する話題を提供いただき、スポーツ政策について多様な視点から意見交換したいと思います。

例会にお招きする水上氏は、スポーツ社会学者であるとともに、全国の総合型地域スポーツクラブを応援するNPO法人の事務局長として二つの顔を持っています。当日はそれぞれのスタンスから多岐にわたる話を展開いただく予定です。ぜひともふるってご参加ください。(文責 木藤直隆)
 

. 日時 2015年(平成27年)11月29日(日) 午後2時~午後4時30分

2.場所  三鷹市駅前コミュニティ・センター4階会議室()

 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 

現代都市政策研究会2015年度大分県日田合宿感想


(都市研日田合宿感想)

自主研の一子相伝はなるか?

                                                                                                                J.       H.

 
久々に都市研の合宿に参加した。記録については、室地さんが都市研MLに投稿してくれたので、個人的な感想だけを書かせていただく。

まず、初日の博多の「越後屋」で、来年の自治体学会が日田で開かれることを知った。嶋田さんが企画部会に入っており、30回大会を記念して、過去に自治体学会に関わり鬼籍に入られた方の業績を見直す企画を考えているとのことであった。私も現在非常勤講師を務めている青学の大学院講義で、初代代表運営委員の田村明さんの業績をテーマとしており、ぜひとも実現していただきたい。元企画部会員としてお手伝いもしたいと思っている。

モツ鍋はみそ味で、脂肪たっぷりのモツが焼酎にマッチし、酔いが進むうちに陽水が歌いたくなった。ということで、嶋田さんに中州に連れて行ってもらい、都市研上海合宿を懐かしんで「なぜか上海」を歌い、博多の夜を満喫できた。

日田では、平均年齢35歳という市職員15名による「ひたん自治研究会」の皆さんと交流できたことが最高の思い出になった。都市研は今年で38年目なので、都市研より若い皆さんのパワーに触れ、自治体学会がこの地で開催される意義がわかった。咸宜園の由緒ある教育センターで報告いただいた内容は、毎年11月に行われる日田天領まつりに合わせて市民主催で開催される「千年あかり」という美しい行事の今後を考える実践的かつ楽しそうな課題であった。

昼食後に日田市林業振興課の橋本さん、企画振興部行政改革推進係の坂本さんに、車で日田の森の奥深くまで案内していただき、重要無形文化財の小鹿田(おんた)焼の里を訪れていたことがよかった。日本の音百選に選ばれた唐臼(からうす)の音が響き渡る集落で、目の前で窯元の坂本義孝さんに「飛びカンナ」による絵付けを実演していただき、技術の高さに感動した。各窯元には、足でけって回す「けろくろ」が二つずつしか許されていないのは、一人の子どもに技術を伝える一子相伝のためだと伺った。実際、二つの「けろくろ」で向かい合った親子が、器用に足で「けろくろ」を回す姿を陶芸館の映像で見て、文化を伝承する仕組みがあることに気付いた。

その晩、伝建地区の豆田にあり、店自体も操業161年の風格がある「いた屋本家」で、都市研側とほぼ同人数の「ひたん自治研究会」の皆さんと向かい合って語らうことができたのは、一子相伝の思いであった。特産の湯引き鰻や鮎の塩焼きを肴に、豆田に蔵元がある薫長(くんちょう)を酌み交わし、自主研という文化が伝承されることを願った。

今回の日田合宿で、都市研も40周年に向けリフレッシュし、「ひたん自治研究会」も自治体学会30回大会に向けて再起していただく機会となったのではないか。完璧なコーディネートをしていただいた嶋田さん、休日にも関わらず熱心に案内していただいた「ひたん自治研究会」の皆さんに心から感謝も申し上げるとともに、皆さんが一層飛躍していただくことを願ってやまない。

現代都市政策研究会2015年度大分県日田合宿概要報告


(都市研日田合宿概要報告)

(1)日時 10月30日()夕方から11月1日() 2泊3日(福岡1泊・日田1泊)

(2)訪問先 大分県日田市

(3)テーマ「日田市のまちおこし・まちづくりに触れる~職員交流を踏まえ~」

() 参加者 9名

 

 (1)30日

福岡空港で嶋田先生(九州大学法学部准教授)が出迎えてくれました。さっそくホテルにチェックイン後、嶋田先生お薦めのもつ鍋屋へ行きました。お店は京風もつ鍋を出す「越後屋」。特徴は牛のモツを使い、揚げたし豆腐が入っていること。揚げたし豆腐が入っているのが京風の特徴でしょうか。味は最高でした。

その後は、嶋田先生の案内で有志メンバーで中州のまちに繰り出し、スナックで福岡のサラリーマングループ(もしかしたら公務員かも???)&年配の方々と歌合戦。日をまたいでのホテルへの帰宅となってしまいました。(苦笑)

(2)31日

高速バスで日田へ移動。

日田に着後、今年3月に改修したばかりの木材をふんだんに使った日田駅の駅舎を見学。日田市は林業の盛んなまちでもあり、改修された駅舎からは木材の香りがしていました。

昼食は、林業の再生支援に取り組む地域おこしグループがプロデュースしたお弁当の「きりこ飯」を頂きました。弁当の中には、材木に見立てた大きなごぼうが横たわり、それを日田杉で作った「のこぎり(風のもの)」で切って食べるという思考が加えられていました。

その後、10人乗りのレンタカーで移動。10数軒の窯元が集まった山里の小鹿田(おんた)焼の里を訪ねました。陶芸館や坂本義孝さんの窯元を訪ね説明を受けました。小鹿田(おんた)焼は、器に絵を描くのではなく微妙な筆遣いで模様を描くのが特徴です。里には懐かしさすら感じる風景が広がっていました。

小鹿田(おんた)焼の里を後に、重要伝統的建造物群保存地区の豆田地区の散策を行いました。「天領日田」といわれるように、そこには江戸時代から続く街並みが広がっていました。

豆田地区にある感宣園・感宣園教育研究センターで意見交換会。日田市の自主研究グループ「ひたん自治研究会」の皆さんから「まちづくりの現状とこれからを考える」をテーマに、天領まつりと同時に開催されている、住民主体で始まった「千年あかり」の運営の今後についての説明を受けました。

ホテルに戻った後、午後6時30分から豆田地区にある「いた屋」本店で懇親会。意見交換会で話足りなかったところは懇親会でフォロー。自己紹介等から始まり、話も盛り上がり、楽しいひと時を過ごしました。そして日田は天然鮎が捕れることでも有名です。地元の地酒、薫長(くんちょう)を呑み、鰻・鮎料理に堪能しました。

懇親会の後、私設の「ウィスキー博物館」に移動。私設とはいえウィスキーにちなんだ品物がところ狭しと展示(私財を随分つぎ込んでいる様子でした)してあり、館長から説明を受けた後、ウィスキーを飲みながら2次会。

午後10時頃、大石田さんが市長になる前から知っているという関係から日田市長が出張の帰りにわざわざ2次会の席に立ち寄って頂きました。その後、市長と2時間近く飲んだというサプライズ付きで31日を終わりました。

(3)11月1日

午前9時にレンタカーでホテルを出発。農業で様々な試みを行っている大山農協が運営している「木の花ガルデン」を見学しました。野菜をはじめ様々な物産が販売されていました。また敷地内には大山地区では梅干しの生産が盛んなことから農協の建物を改装し、市が管理している梅蔵博物館もありました。

その後、津江地区へ。レストラン松原で、限界集落とも言われている地区で住民同士の支え合い活動として活動されている「つえ絆くらぶ」の理事、そして市職員でもある相垣さんからボランティアと地域通貨を組み合わせた仕組みの紹介を受けました。この仕組みは他の地区でも活かせる事例としてとても参考になりました。

また各農家から少しずつ野菜を集めて販売・活用する仕組みの説明も受けました。その野菜を使ってレストラン松原で提供しているのが「おすそわけ野菜定食」。昼食に頂きました。味付けも抜群。めったに食べられない猪肉のメンチ付きでした。

その後、日田市バスセンター、高速バスで福岡空港へ戻り、羽田へ午後5時30分頃に到着。各自帰宅の途につきました。

 

今回の合宿は、休日にもかかわらず、林業振興課の橋本さん、企画振興部行政改革推進係の坂本さんには車で2日間、私達の案内役をして頂き、地元職員の解説付きというとても充実した合宿でした。プロデュースして頂いた嶋田先生、日田市の職員の皆さまには感謝、感謝の合宿でした。

現代都市政策研究会2015年9月例会感想


(2015年9月会感想)

幕張今昔物語

I.       S.      

 
 都市研9月例会では、千葉市の観光ボランティア「ちばシティガイド」の加来(かく)さんの案内で、鎌倉時代や江戸時代の施設とともに、幕張副都心の一部(業務地区にあるメッセモールや幕張メッセなど)を巡り、幕張の「今」と「昔」を感じることができた。

 

1.鎌倉時代や江戸時代の面影を残している幕張駅周辺

 幕張駅周辺には、「昆陽神社」「秋葉神社」「子守(こまもり)神社」などがあり、住宅街も古くからあるような一軒家が多かった。子守神社はまちのシンボル的存在であり、船橋・習志野・八千代・千葉市の9社で丑年・未年の7年に一度行われる「三山祭」では子守りの役を担う。その際幕張の浜では安産を願う「磯出祭」も行われる。境内には樹齢200~250年のご神木の大銀杏がある。

 まちあるきで驚いたことは、秋葉神社と昆陽神社が同じ敷地内に2つ並んでいたことと、子守神社には厳島神社が船の安全を願うため末社として置いてあったことである。加来さんの案内や研究会のメンバーで一緒に歩いたからこそ気付けたことである。

 

2.幕張新都心

 1989年幕張メッセのオープンでスタートした幕張新都心は、先導的中核施設である幕張メッセの設置をはじめ、業務研究ビル、教育・研究施設や、ホテル・商業の誘致及び幕張ベイタウンでの住宅整備の推進などにより、「職・住・学・遊」の複合機能の集積が進み、就業者・居住者・就学者および新都心への来訪者を合わせると、現在日々約16万2千人の人々が活動するまちとなっている。

 まちあるきをしていると、昭和40年ごろまでは一面海であったことが信じられないくらい栄えていた。環関東自動車道は交通量がとても多く、三井アウトレットパーク幕張やイオン幕張にはたくさんの人が訪れている一方で、緑に囲まれた文教地区には大学や高校など多くの教育施設があり、現代の都市らしい複合機能のまちを感じることができた。海浜幕張駅にも近く、これからの更なる発展も期待できる一方、商業施設以外の人通りは少なく、また企業の出入りが激しいなどの課題も抱えているようだった。

 

3.幕張の今と昔

 昔ながらの街並みが残る幕張駅周辺から驚異的な変身を遂げた海浜幕張駅周辺へ歩いていると、まちというより時間を歩いているような感覚になった。地域の住民で長い年月をかけて作り上げてきたまちと、行政主導で改革してきたまちのそれぞれの特徴が色濃く出ている幕張のまちあるきはとても面白かった。