2014年11月23日日曜日

現代都市政策研究会2014年12月例会

テーマ「ダンスセラピーによる障害者支援~NPO法人アンリミテッド知的障害者支援の会の実践~」
講師 岡本るみ子氏(NPO法人アンリミテッド知的障害者支援の会理事長)

 毎年2月のはじめから3月にかけて、武蔵野市市民会館で「アンリミテッドチャリティコンサート」として知的障害者支援のバレーの公演が行われている。(次回は来年3月7日)
主催者は岡本るみ子氏、バレー教室のオーナーで指導者だが、NPOの理事長でもある。障害者の支援は年齢と課題により多様である。バレーを通じて癒され、あるいは集団の中の安定した心のあり方を感じることが一定の年齢までに獲得できれば、本人にとって素晴らしい成果となる。
 都市研のメンバーにはぜひこのコンサートに参加して、課題を持つ子どもたちの様子とバレーを舞台で演じる人々の様子を見てほしいし、地味ではあるがこのような取り組みの積み重ねが、インクルージョン社会の実現をたぐりよせるものだと確信している。
私は当日はサポーターとして裏方を務めたい。(文責 大石田)


1.日時  2014年(平成26年)12月14日(日)午後2時~午後4時30分

2.場所  三鷹市市民協働センター 1階ワークサロン
三鷹市市民協働センターホームページ → http://www.collabo-mitaka.jp/index.php
(住所)三鷹市下連雀4‐17‐23  三鷹駅南口から徒歩15分ぐらいのところにあります。

※12月14日は、衆議院選挙のため、いつも開催する三鷹駅前コミュニティーセンターが使えず、三鷹市市民協働センターに会場が移りました。お間違いないようにして下さい。


(都市研2015年1月例会予告)
1.日時 2015年(平成27年)1月25日(日)
1.テーマ(仮題)「自治体職員の働き方論」
2.講師 嶋田暁文氏(九州大学准教授)

2014年度富山合宿報告&感想

地元の味も堪能し、大人の気持ちを満たした合宿
T.M.


Ⅰ.合宿概要報告
1.11月2日(1日目)
(1) 富山市路面電車推進室室長代理の野村知範さんからの「富山市の交通政策・LRTの現状・課題について」のレクチャー
野村さんから「富山市の公共交通を軸としたコンパクトなまちづくりの取り組みについて」という52ページにわたるとても整理されたパワーポイントの資料に基づき説明を受けました。


◆お話を伺う中で印象に残ったことは、以下のようなことでした。
1)富山市は、1945年8月1日に空爆を受け、まちのほとんどが焼失してしまい、復興の際に道路が広く整備され、車利用の便利な渋滞のないまちになったこと。
そのため自動車への依存度が都道府県で第2位、公共交通が衰退してしまった一因でもあったこと。
2)富山市の公共交通(鉄軌道6路線・バス路線)は、富山駅を中心に放射状のネットワークを形成していて、その沿線に中心市街地・公共交通沿線居住推進地区を設け、金銭的補助も行い、居住の誘導を図っていること。
3)居住推進地区の高齢者等人口の増減をGISと住民基本台帳をマッチングしてエリアの数値を見える化し、居住誘導の客観的なデータとして活用していること。
4)他の自治体では鉄道からバスに切り替えることによりさらに乗降客が4割が減少したこと。このことが鉄道を中心とした公共交通による再編(コンパクトシティ)にこだわる根幹の要因になっていると思えたこと。
5)富山ライトレールは、JRが運行していた既存の線をLRTに変更し、交通網の幹の部分をライトレール、ライトレールから先の枝の部分をバス(フィーダーバス)にまかせることにしたこと。(これは、地元に富山地方鉄道があったからこそできたとのことでした)
6)経費については、車両が特注のため、2億5千万かかっているとのこと。バリアフリー化し、シルバーカーも押しやすい構造にしている。路線については、新設だと20億~30億/1㎞かかるが、既存の路線を利用したため全線(延長約7.6㎞)58億円で済んだとのことでした。
7)セントラム(環状線)の整備にあたっては、平成19年10月の「地域公共交通活性化及び再生に関する法律」によってはじめて認められた上下分離方式(公設民営方式 上―富山地方鉄道(株)が軌道を運営 下―市が軌道整備事業者として施設・車両を整備・保有)を整備したこと
8)上下分離方式なら地方鉄道も何とかやっていけること
9)さらに富山市では、65歳以上100円(通常200円)でライトレール、鉄軌道、路線バスが自由に乗れる「おでかけ定期券」を発行し、中心市街地への行き来の利便性を向上させている(費用は、富山地方鉄道と市が折半している)
10)富山市の中心市街地「総曲輪」にあるグランドプラザ事業(平成19年8月完成)では、敷地内の私道を中心に集め、20メートル広場空間(道路)を作り、広場空間ではエコリンク(スケート場)ができる。運営はまちづくり会社が行っていること。


◆富山市が公共交通を中心にコンパクトシティに取り組めた要因
最後に、富山市が公共交通(鉄道・軌道)を中心とした取り組みができたのは、①既存の施設を活かせたこと②事業を運営できる事業者(鉄道・軌道)がいたこと③路面電車はランドマークになり、市民にアピール性があること(路線バスでは、路線がいつ廃止になるか分らない)との話が印象的でした。


(2)グランドプラザ、総曲輪通り商店街、中央通り商店街等のまち歩き
レクチャー後、あいにくの雨模様でしたが、まち歩きを行いました。
グランドプラザ等一部のエリアは賑わっているものの、中央通り商店街から先は日曜日にもかかわらず、シャツターの閉まった店舗も多く、地方都市の厳しさを改めて目の当たりにしました。これまで集積してきた商業施設のコンパクト化も必要なのかも知れません。


2.11月3日(2日目)
岩瀬のまち歩き
午前中、小雨の降る中、ライトレールに乗り、東岩瀬で下車。まち歩きボランティアの古市さんと合流し、港町岩瀬のまち歩きを行いました。
岩瀬のメインの街並みの裏側は、当時は神通川の河口に面していて、船が着き自由に出入りができたとのことでした(現在は埋め立ています)
船の木材を利用し、板と板を「ちぎり」で繋いだ塀は風情があり、また当時は「廻船」問屋と言わず「倍船(ばいせん)」(船の運行で倍々に儲けていたことからそう言われた)と言われていたなど面白い話を伺いました。
今回の富山合宿は、視察内容はもちろんでしたが、白えび、げんげ、ほたるイカの沖づけ、地魚、地酒、ブラックラーメンと地元の味を堪能し、路面電車に乗るという、ちょっぴり大人の気持ちをくすぐる楽しい合宿になりました。

2014年11月2日日曜日

現代都市政策研究会2014年度 富山合宿(視察)

テーマ「コンパクトシティ~富山市の新交通システム(LRT)の現状をみる」

 都市研9月例会では、慶応大学の西山敏樹先生をお招きして、「公共交通からコンパクトシティを考える~富山市のLRTの見学に向けて~」をテーマにお話を伺いました。これらの成果を踏まえ、11月2日~3日の1泊2日で富山合宿(視察)を行います。
 何と!! 西山敏樹先生も今回の合宿(視察)に同行して頂けることになりました。
 富山市では、富山市の交通政策、LRTの現状や課題などについてお話を伺うとともに、富山市の中心市街地を走る市電セントラム(環状線)や富山駅から岩瀬浜につながる富山ライトレール(LRT)にも乗車します。
 また、富山市の繁華街「総曲輪(そうがわ)」のまち歩き、廻船問屋の街並みの面影が残る岩瀬のまち歩きも企画しました。さらに、富山湾で採れる地魚も満喫したいと思います。
 必ず訪れる高齢の時代に、ふさわしい安定した交通機関の整備が必要です。西山先生と一緒に富山を歩き、コンパクトシティを目指す富山市の現状を探ってきたいと思います。(文責 室地)

1.日時 2014年(平成26年)11月2日(日)~3日(祝日) 1泊2日

2.合宿(視察)先 富山市

3.視察内容
(1)富山市の交通政策、LRTの現状・課題のヒヤリング
(2)市電セントラム・富山ライトレールの試乗
(3)富山市の繁華街「総曲輪(そうがわ)」まち歩き
(4)岩瀬のまち歩き

4.行程スケジュール
別添スケジュール予定表を参照

5.参加者 10名 
すでに募集は終了しました。多くの参加を頂きありがどうございました。

都市研2014年9月例会感想

次世代の公共交通について―ユニバーサルデザインとエコデザインの融合―

A.S.

 今回の研究会では、地球温暖化と高齢化社会を解決するため、技術と知恵を結集させた次世代の乗り物についてお話を伺うことができました。この二つの問題は全く別物だと思っていたので、今回初めて「ユニエコ交通」という言葉を知り、感銘を受けました。特に、病院内で走る自動乗用車輌のお話は、勤務先が病院と密接に関わっていることもあり、印象に残っています。
 自動乗用車輛の開発は移動権を確保するためのもので、広くて似たような通路が多い病院内でも、自分一人で行くべき部屋にたどりつくことができるようになります。介護の人手不足が深刻化する中で、今後の社会に大いに役立つと思いました。今ある電動車椅子を少し改造すれば電動車輛になるようになっているとのことで、実用化しやすいよう工夫されており、早く実用化される日が来ると良いなと感じました。しかし、コストの問題や空間の確保、視覚障害者が車輛の存在に気付きにくいなど、課題も多いのが現状のようだったので、いかに病院関係者や国民の理解を得られるかを考えていく必要があると感じました。
 メリットを見出せるのか、収支のつり合いはとれるのかは実際にやってみないとわからないけれども、いろんな選択肢があって、それらを自由に選べることが、ひとりひとりの生き方を尊重することに繋がると思います。公共交通の教育を充実させ、受益者だけでなく国民全体で「安心・安全、エネルギー・環境負荷が少なく、活気ある『コ・モビリティー社会』を実現していけるよう、私も日々問題意識を持ち続けたいです。


公共交通は何のために必要か

 T.K.

  慶応大学の西山先生より、日本の公共交通課題、富山市のLRTを始め日本の最新の交通事情についてお話を伺うことができました。交通機関の発達により、地域が活性化するのはもちろんですが、公共交通とは何のために発達が必要なのかを考えさせられた講演でした。
 今回の講演では、高齢化社会を技術革新から支えられるということが最大の発見です。例えば、バスを電気自動車にすると、従来エンジンを乗せるために生じていた車内の段差をなくし、車内全体をフラットにすることを可能にしました。そのため、高齢者の方や体が不自由な方にも乗りやすく、移動範囲が限られていた方々がより遠くに、より行きたい場所に行けるようになります。
 しかし、新しい技術にはコストがかかり、このバスの事例もコスト面での課題も残されているようです。コストだけを見ると従来のバスで良いという意見も出るかもしれません。ですが、公共交通は誰でもいつでも行きたいところに行けることが重要ではないでしょうか。公共交通の利益を受けた分だけ料金を支払う応益負担を取っている日本の価値観に、先生が疑問を投げかけられていたのがとても印象的で、この価値観もコストと並び今後の課題になっていると感じました。
 これからの公共交通をはじめとする社会全体において、高齢化社会や時代の変化に応じて価値観や技術を合わせていくことでよりよい住環境、社会に繋がるという具体像が見えた講演でした。

現代都市政策研究会2014年9月例会

テーマ「公共交通からコンパクトシティを考える~富山市のLRTの見学に向けて~」

講師 西山敏樹氏(慶応大学准教授)



慶応大学の西山先生をお招きして、公共交通の課題、問題点について整理をしていただき、富山市の合宿へとつなげたいと思います。先生は三鷹市の地域交通活性化協議会の会長で、バス、タクシーなどの課題について熟知するとともに鉄道が大好きで、フェースブックには鉄道好きで出歩く姿を見ることができます。グルメで街歩きをする先生と私の趣味は完全一致しています。
必ず訪れる高齢の時代に、バス、タクシー、電車の価値は変わるでしょう。 また、コンパクトシティを目指すならば、ふさわしい安定した交通機関の整備が必要です。先生と一緒に富山を歩きたいので頼んでみますが、まずは話を聞くのが楽しみです。
是非、ご参加下さい。(文責 大石田)




1.日時 2014年(平成26年)9月28日(日) 午後2時~午後4時30分

2.場所  三鷹市駅前コミュニティ・センター4階中会議室(2)

三鷹駅前コミュニティ・センター ホームページ → http://www1.parkcity.ne.jp/ekimaecc/
(三鷹市下連雀3-13-10 ℡:0422-71-0025)

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